なぜ社会保障制度改革は進まないのか 〜厚生労働省の利権に群がる“ワル”の群像〜 新庄、帰っちゃったんだね、日本に。 そういえば、いつの間にかアメリカ人になっていたはずだから、日本に帰るという表現は正しくないな。 まあ、今年の成績からいって来年もメジャーでプレーしてくれそうなんで、俺としてもひとまずはホッと一安心してはおります。 でも、成田に到着直後の記者会見で「来年は本塁打を23本打ちたい」といったらしいけど、何で23本なの? よくわかんないなー、例によって。面白すぎるぞ、新庄。 ということで。 今回の講義のお題は「なぜ社会保障制度改革は進まないのか」です。 パーキロー流節操なき有象無象改革もどきを全面的に否定する「抵抗勢力」のプロフェッサーMANBOは、日本が今なによりも必要としているのは、抜本的な社会保障制度改革だということを繰り返して指摘してきたわけだけど。 それじゃ、抜本的な社会保障制度改革の具体的な中身とは、どのようなものか。 今回の講義と次回の講義では、その概要について説明したいと思います。 まず。 一般にマスコミなんかでは、社会保障制度ということばはかなりアバウトに用いられているみたいだけど、ここではそのうちの主要な3本柱、すなわち「年金」「医療」「介護」に限定して話をすすめていくことにします。 現在、「年金」「医療」「介護」に関しては、各々、「公的年金制度」「医療保険制度」「介護保険制度」という公的な制度がカバーしていて、そのすべてを厚生労働省という単一の省が仕切っているんだけど。 結論からいうと、これら3つの制度は、すでに実質的に破綻ないしは将来的に破綻することが確実なんだよね。 厚生労働省は、その破綻をなんとか国民の目から隠蔽しようとして、年金なら支給開始年齢を65歳に引き上げたり、医療保険なら老人医療保険の適用年齢や全般的な自己負担率の引き上げをしたりと、あのテこのテで小細工を繰り出してきているんだけど。 でも、そんなの無理。 今みたいな小手先のゴマカシをいくらやったところで、制度のあり方そのものを根本的に変えてしまわないかぎり、そう遠くない将来に年金や医療保険や介護保険が完全に破綻してしまうことは明らか。 さらに、今みたいな制度改悪を続けていると、ますます国民が将来に不安を抱いて、金を使わないでためこんじゃうでしょ。 このままだと、本来は国民に安心を与えるためにあるはずの社会保障制度が直接の原因になって、将来不安による消費の停滞から、ついには日本という国そのものが経済的に崩壊するよ。 厚生労働省が、今のようにてめえらの既得権益維持にしがみついて、たとえ日本が滅びようと厚生労働省の利権だけは絶対に温存するというクレイジーな振る舞いに奔走しているかぎり、そのシナリオはほぼ確実に現実のものとなると、俺は断言します。 で、ここで疑問に思うのは、どうして政治家もマスコミも学者先生も、誰も厚生労働省の暴走に歯止めをかけようとしないのかということ。 もちろん、ちゃんと理由があってさ。 まず、政治家とマスコミに関しては、ご想像のとおり。 厚生労働省の族議員ということでは、これまでポマード犬こと橋本龍太郎やパーマ犬ことパーキローこと小泉純一郎をやり玉にあげてきたけど、たまたまこいつらは厚生労働省との係わりあいの程度が他の自民党の国会議員に比べて多少ディープだっただけで、ある意味、厚生労働省に関しては族議員云々はあくまでも相対的なものにすぎないともいえるんだよね。 したがって、厚生労働省のもってる現在の制度の枠組みをそのまま温存するというのは、てめえの金づるを今後も確保したい自民党国会議員の総意でもあるわけだ。 あと、マスコミだけど。 というわけで、厚生労働省のもってる現在の制度の枠組みをそのまま温存するというのは、てめえの金づるを今後も確保したいマスコミ、とりわけ新聞社の総意でもあるわけだ。 あと、学者先生なんだけど。 これには2つのパターンがあって、@心底バカで社会保障をめぐる問題の所在をまったく理解していない、か、A徹底的に性根の腐りきった厚生労働省の飼犬、のどちらか。 ノックアウト義塾大学は昔から御用学者の主要な供給源として知られているけど、最近では厚生労働省の代表的御用学者として大活躍している清家篤先生なんかは、前者のバカ系学者の代表格。あとは、介護保険の導入を一貫して後押しした東京家政大学の樋口恵子先生なんかも、ズバリそれだね。 あと、清家篤先生の名誉のために補足しておくと、俺は清家先生のように、いろんなところに出て行って積極的に発言することそれ自体は、学者として十分に評価に値する姿勢だと思ってますんで。とくに日本では。発言の中身はさておくとしてね。 で、後者の犬系学者。 あと、これも大事なんだけど。 厚生労働省、というよりも旧厚生省の主要なキャリア官僚は、ほとんどが東大法学部の出身で、すでに基本的な能力のレベルで政治家やマスコミや学者先生が逆立ちしても太刀打ちできないというのも、要因としては大きいよね。 以上のようなわけで。 今や日本最大の巨大利権官庁ともいえる厚生労働省に関しては、政治家、マスコミ、学者が三位一体となって、現在保有している利権の絶対護持の姿勢をなかば明確にしているという状況下。 じゃあ、誰が抜本的な社会保障制度改革の道筋を示すのか。 俺が示します。 というわけで。 今回の講義はここまで。 あと、関係ないけど。 新庄がNYを離れて暇になっちゃたんで、俺も近いうちに日本に遊びにいこうかなどと思っております。追っかけでもあることだし。 で、生まれてはじめて松坂牛のスキヤキでも食べてみようかな、と。 今なら安いみたいだし。 @今のような小手先の社会保障制度の見直しを続けていると、それが原因でさらにスパイラルの不況に陥り、日本経済は完全に崩壊する。 A厚生労働省と利害関係を同一にする政治家・マスコミ・学者先生は、既得権益の護持を最優先に考え抜本的な社会保障制度改革には否定的。しかもバカ。よって、そういう人たちには、なにひとつ期待できない。 Bスキヤキ=SUKIYAKI=上を向いて歩こう → あ、マンホールの蓋が………!
(2001.10.20) |